NEC(中国)は、7月3日、中国・上海でプライベートイベント「NEC Innovative Solution Fair 2015」を開催。これは上海と北京の交互でNEC(中国)が年次開催しているイベントで、8回目となる今年は、重点領域のスマートシティ分野を中心に最新ソリューションの展示やセミナーを実施した。上海の政府関係者や企業の情報システム担当者ら約1500人が来場した。
NEC(中国)の本社会計2014年度(15年3月期)の売上高は約800億円。2015年度には、これを1000億円に引き上げることを目標としている。中国国内事業の拡大に伴い、すでに売上高に占めるオフショア開発の割合は1割程度に縮小しており、日下総裁は、NEC(中国)グループが抱える約2000人のSEについて、「従来はオフショア開発を手がけていた人材を、国内向けのソリューション開発に移行させている」と説明した。
度々、このオフショア開発ニュースでも取り上げているが、中国オフショア開発事情は下降気味。NEC(中国)でも対日オフショア開発から、中国国内のシステム開発にシフトしている。
中国オフショア開発は今後もこの傾向は続くと予想され、中国のオフショア開発会社は生き残るため、対日から中国国内のシステム開発にシフトしつつある。