株式会社野村総合研究所は、中国のオフショアパートナー会社であるSinoCom Software Group Ltd.との間で2015年4月23日に締結された基本合意(MOU)に基づき、2015年6月17日、SinoCom社グループの事業のうち野村総研向けオフショア開発事業の譲り受けに関する契約を、SinoCom社と締結した。
SinoCom社は2015年8月31日までに中国で野村総研向けオフショア開発事業を担う法人を持株会社の下に再編する予定。野村総研は、この持株会社および日本でソフトウェア開発事業を担うサイノコム・ジャパン株式会社の株式を100%取得する。取得金額はHK$190million(約30億円)を予定している。
野村総研は、グローバルなシステム開発・保守運用の体制強化を今後の成長戦略の要としており、今回、SinoCom社の野村総研向けオフショア開発事業を取得することで、野村総研の中国におけるオフショア開発・保守運用体制の中核とし、品質と生産性の向上を通じて、一層の競争力強化を図っていく。