中国オフショア開発企業の対日オフショア開発離れが進んでいる。キッセイコムテックの中国現地法人、普拉内特計算機技術(北京)は、日本向けオフショア開発を手がける企業として1998年に設立。2004年にキッセイコムテックが出資して、現在は100%子会社になっている。日本向けオフショア開発を専業にしてきたが、キッセイコムテック日本本社がスクラッチ開発などの開発量の多いビジネスを軽減していることから、今後は中国国内でのビジネスに力を注ぐ。
普拉内特計算機技術(北京)は、今後、中国の日系企業に向けたコンテンツ管理システム「FinLibrary」の販売を本格化するという。飯嶋総経理は、「2015年は20~30社に販売したい」と意気込む。
中国では、インフォテリアの現地法人などもコンテンツ管理システムを提供しているが、飯嶋総経理は、「『FinLibrary』は、競合製品と比べてUI(ユーザーインターフェース)がすぐれている。指一本で操作でき、利用方法を細かく説明しなくても、簡単に使いこなすことができる。画質もいい」とアピールする。