公開日:2017/10/16 最終更新日:2024/11/08

オフショア開発の準委任契約と請負契約について

オフショア開発とは、ソフトウェアやアプリケーション等の開発を、人件費の安い新興国に委託して開発を行うことをいいます。
オフショア開発をすることにより、日本国内でソフトやアプリを開発するよりも、安いコストでシステム開発をすることができます。
オフショア開発を新興国に委託する際の契約の種類には、請負契約準委任契約などがありますが、契約書を締結するには、国際弁護士ともよく相談してから契約を締結することが大切です。
オフショア開発を準委任契約にした場合には、完成したソフトやアプリに対する完成責任は発注者側が負担することになります。
オフショア開発を請負契約にした場合は、完成責任は委託先(オフショア開発企業)が負う点で違いがあります。

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オフショア開発の準委任契約の問題点

準委任契約でオフショア開発を行った場合には、完成されたソフトやアプリに対する責任は全て委託者(発注者側)が負うことになります。
もし完成したソフトやアプリに欠陥があり、購入者から損害賠償を請求された場合には、委託者が賠償をしなければならなくなります。
準委任契約では、受託者がソフトやアプリの開発を行っている時に、途中で開発をやめようと思った時には、損害賠償をすればいつでも開発を中止にすることができます。
このように準委任契約は、オフショア開発を行う時には大きなリスクになるため、受託者の責任がより重くなる請負契約にすることが望まれます。
オフショア開発の契約の際は、受託者は請負契約にするのを嫌がる傾向があり、請負契約にした場合は、料金が割高になります。

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オフショア開発の準委任契約のメリットは

準委任契約オフショア開発を行うと、ソフトやアプリの完成を約束された契約ではないが、自社の専属開発チームとして契約するかたちになるため、現地のITエンジニアを自由にマネジメントすることが可能です。一つのソフトやアプリ開発を依頼する際は、請負契約がおすすめですが、複数の案件を依頼する場合は準委任契約がおすすめです。
オフショア開発会社との契約方法はその案件の種類や案件数によってよりよい契約を選定することが重要です。

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