ベトナムのソフトウエア開発大手FPTソフトウェアの日本法人であるFPTジャパンは2015年3月12日、都内で開催中の「Cloud Days Tokyo/ビッグデータEXPO/スマートフォン&タブレット/Security/IoT Japan」で講演した。FPTジャパン クラウドコンサルティング本部 本部長の前野好太郎氏が登壇し、2020年に向けて日本向けの案件に対応するIT技術者を1万人まで増やすと語った。
FPTソフトウェアは社員数を、2006年の約1700人から、2014年12月には約7000人まで増やしている。前野氏によると「7000人中、日常的に日本語が使える技術者は約2500人。それとは別に、日本語で要件定義までできる技術者が約500人いる」。2020年までに、日本語で要件定義までできる技術者を1万人にするという。
講演の後半ではFPTソフトウェアの顧客企業の一つとして、中古車流通大手ガリバーインターナショナル ITチームの月島学氏が登壇。FPTソフトウェアによるオフショア開発の利点について語った。
ガリバーは継続的にFPTソフトウェアへの委託を続けている。月島氏は、FPTソフトウェアに開発を委託して感じた3つの利点として、「1~2カ月という短期間で100人規模の増員が可能」「日本独自の文化に対する理解が深く、日本ベンダーと親和性が高い」「時差が2時間しかない」を挙げた。