NTTデータ イントラマートの中国現地法人、恩梯梯数据英特瑪軟件系統(上海)の総経理に、日本本社の執行役員で海外事業を統括する大利秀幸氏が着任した。大利氏は、「中国事業を再生する。従来のオフショア開発に依存したビジネスモデルからの脱却を図る」と、意欲をみせる。

恩梯梯数据英特瑪軟件系統(上海)は、日本本社が獲得したアプリケーション開発基盤「intra-mart」案件のオフショア開発を目的に、2009年2月に設立。13年度(14年12月期)の売上高は約4億円。日系企業を中心とした中国での「intra-mart」の販売・保守サポート事業も手がけるが、売上高の8割近くはオフショア開発が占める。ただ、近年の中国の人件費高騰や円安元高によって、中国オフショア開発は大きく伸びる見込みがないことから、中国国内向けビジネスの拡大が急務になっている。

中国オフショア開発企業は大きな転機に立たされている。