ソフトウェアの開発・販売やアウトソーシングサービスなどを行っている富士ソフト株式会社は、中国でのオフショア開発事業拡大を図るため、富士軟件科技(山東)有限公司を100%出資の現地法人として、2014年5月1日に現地法人を設立する。

富士ソフトはグループ会社の「富士ソフトヴィンクスチャイナ」(中国浙江省杭州市)を通して、日本企業向けのモバイル機器などの通信・制御分野を中心としたオフショア開発を開始。現在では、日本企業のお客様との取引も増加したことから、オフショア開発の一層の拡大を見込んでる。さらに今後、オフショア開発の他に、成長市場として期待される中国マーケットでの事業の拡大を目指して、中国国内有数の経済発展地域である山東省済南市に現地法人を設立し、現地の日系企業や中国企業のお客様に向け、組込み技術を基盤としたサービスを提供していくという。

富士軟件科技(山東)有限公司では初年度は、日本からの赴任者も含めて90名の体制でスタートし、順次現地で100名程度の採用を実施する予定だという。
富士軟件科技(山東)有限公司は、2010年3月に開設した台北支店、2012年7月に開設したソウル支店に続く3番目の海外オフショア開発拠点となる。