公開日:2017/10/18 最終更新日:2023/09/06

ベトナムオフショア開発成功事例の秘訣を探る

日本企業が、オフショア開発を導入しコスト削減に成功する事例は数多くありますが、もちろん失敗する事例もあるのを忘れてはいけません。ベトナムオフショア開発も例外ではありません。失敗を回避するためにもオフショア開発の成功事例を参考にする必要はあります。
ベトナムオフショア開発の成功事例が多い理由として、ベトナムは親日で、日本人の気質によく似ているためで、共同で開発プロジェクトを進めやすいのがポイントです。もちろん日本国内同様、そういった雰囲気作りが出来るかどうかということです。
オフショア開発ではなくグローバル開発だという意識が大切だと言い切る企業もあります。
オフショア開発に成功した企業ではその成功の秘訣として「チームビルディング」、「問題意識の共有」、「責任と役割の理解」をあげています。

ベトナムエンジニアの気質とは

ベトナムオフショア開発成功事例ではベトナム人エンジニアの気質を理解して、これをうまく活用できているところが目立ちます。
ベトナム人エンジニアの日本語の理解力はかなり高いものがあります。日本人特有の義理人情の機微が分かるので、開発現場に何度も足を運び勉強会などを通じてコミュニケーションを図ることが大切です。
日本人スタッフと共同でシステム開発を手がけることで、日本人技術者(社内のエンジニア)の実力や意識が向上したという例もあります。
ただ、日本人的だからといって、日本人や、仕事の内容をよく理解している言う先入観を持ってしまうと失敗します。
ベトナム人は理屈っぽく、自分が納得するまではなかなか仕事を前に進めようとはしません。日本人特有の「まあまあ」が通用しない面があるということを理解しなければなりません。

人種の違いをよく理解して

ベトナム人と接触する場合、日本人が一番陥りやすいのは、日本人によく似ているから、日本のことは全て理解していると思ってしまうことです。どんなに日本的であっても、人種が違うんだということを念頭においておかなければなりません。
日本的であっても、親日的であってもベトナム人の文化や価値観は違うんだということを理解しないとコミュニケーションを図ることは出来ません。このことを理解しないため失敗した例は沢山あります。
ベトナムオフショア開発成功事例を見ますと、相手に同化を求めるのではなく、こちらが同化するように努力したかどうかが、成功と失敗の分かれ道になっています。
自ら相手を理解しようと努力し同化する精神があれば、ベトナムでのオフショア開発は成功します。

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