フィリピンオフショア開発のデメリット

公開日:2017/10/25 最終更新日:2023/09/20

フィリピンオフショア開発デメリットの一つ、コミュニケーション問題

フィリピンオフショア開発のデメリットはコミュニケーションが円滑に進まないリスクがあることが最大のデメリットとして考えられます。
オフショア開発の拠点がフィリピンとなるということは、現地の技術者に仕様や案件についての説明を確実に行う必要がありますが、間違った解釈をされると納期の遅れとなる場合があります。
また、クオリティの低下にも繋がる恐れが考えられ、これらがフィリピンオフショア開発デメリットとしては最も大きなものになるのです。
これらを解消するためには依頼する側の努力も必要になります。この問題の原因となるのが言語が通じないということになりますから、英語を話せる人材を用意することが大切になります。

コストメリットもデメリットに関係している

フィリピンオフショア開発デメリットはコストにもあります。
小規模案件ではコストメリットが出にくいということがあるのです。
フィリピンにおけるオフショア開発では、日本よりも人件費がかなり低く抑えられますから、同じような開発期間で、同じような人数を必要とする開発の場合は、その原価は大幅にダウンします。
一方では、日本の開発会社と比較をすると、フィリピンの開発会社の場合は設計段階で多くの工数を必要うとするケースも少なくありません。
そのため、大規模案件であれば問題はありませんが、小規模の案件のケースでは、オフショア開発特有のコストメリットが出ないかもしれないというリスクがあります。

メンタルや文化の違いを乗り越えることが必要

フィリピン人と日本人のメンタル的な違いに関してもフィリピンオフショア開発デメリットになります。
フィリピンだけに限らず、海外の多くの国で品質に対する意識が日本とは違いがあります。
これにはメンタルの違いはもちろん、文化の違いということも大きく関わってくるものです。対策としては進捗や品質の管理を確実に行なうことや、最終的なゴール設定だけでなく、段階ごとにゴール設定を行い、細かく進捗のチェックをすることも大切なことです。
オフショア開発を行なうことは多大なメリットがあり、特にフィリピンにおいては人件費を抑制できるというメリットがありますので、デメリットには十分に注意をして進めることが必要です。

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