公開日:2021/06/10 最終更新日:2023/12/25

「ネパール」の人月単価(職種別)

※ プログラマー:1年以上の実務経験
※ シニアプログラマー(シニアエンジニア):5年以上の実務経験
※ チームリーダー:8年以上の実務経験
※ ブリッジエンジニア:ビジネスサイドとエンジニアサイドを繋ぐ役割を担うエンジニア
※ PM:プロジェクトにおける計画と実行の責任者

 

ネパールの人月単価は上記の表のとおりです。

 

プログラマー 10.5万円、シニアプログラマー(シニアエンジニア) 18万円、チームリーダー 24.5万円、ブリッジエンジニア・PM 25万円となっております。

オフショア開発. comが調査した6ヶ国(ベトナム、中国、フィリピン、インド、ミャンマー、バングラデシュ)と比較すると、ネパールはすべての職種で低い単価での提供が実現できているといえます。

ネパールオフショア開発の単価について

ネパールのオフショア開発の単価は2021年より収集・公開いたしました。

単価の上昇率についての考察は比較する過去データがないため、ここではできません。

しかし、ベトナムをはじめとするオフショア開発. comの調査対象である6ヶ国と比較すると、すべての職種の単価が安く抑えられており、うまくネパールを活用することで大きなコストメリットを実現することができそうです。

 

ネパールのオフショア開発単価がここまで安価に抑えられている背景として、ネパールのIT関連産業がこれから発展期に入る、という状況が挙げられます。

10年〜15年ほど前のオフショア開発先として注目を集め始めたベトナムの状況に近く、オフショア先のフロンティアのようなイメージです。

 

ベトナムやフィリピンは、すでにアウトソース先として成熟期に入り、単価上昇が目につくようになってきました。

かつて中国の単価上昇に伴い、ベトナムへとオフショア先が移行していったように、ベトナムからネパール、という流れも少しずつはじめってくる可能性は大いにあるでしょう。

ネパールのオフショア開発の技術者の特徴

ネパールでは公用語として英語が使われております。そのため、ネパールは日本市場では馴染みが薄い一方で、欧米やオーストラリアからの受託開発の実績は十分蓄積されています。

 

ネパールのエンジニアについても、特に隣国・インドとのつながりが深く、インドの大手IT企業の影響の下、最新技術へのノウハウを持つエンジニアが豊富です。

バングラデシュのエンジニアと近い特長を持っている人材が多いとも考えられそうです。

 

また、ネパール社会ではエンジニアこそが最上位の職業であるという認識で、情報系の大学を目指す学生が非常に多いです。特筆すべきなのが、グローバルな視点を持った人材が多く、ITエンジニアの約6割が外資系企業に就職しているということで、オフショア開発がエンジニア個人レベルで浸透していると言えるでしょう。

 

ネパール政府が発表するデータによると、ネパールの学生の留学希望先を見ると、アメリカ、オーストラリアに次いで、日本が3番人気となっており、近年、日本語能力資格の取得者も増加傾向です。

現状、英語と単価の安さが強みとなっているネパールのITエンジニアですが、そう遠くないうちに日本語の運用能力も魅力になってくるかもしれません。

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ネパールはアウトソース先としては、現在発展期にあり、すでに成熟したベトナムやフィリピンに比べて、開発コストを大きく削減できる期待ができる国です。

一方で、日本市場における開発実績はまだまだ少ないため、オフショア先のマネジメントを含め、発注側にもノウハウや密なコミュニケーションが必要となることも想定されます。

 

ネパールへのアウトソーシングに興味がありましたら、お気軽にオフショア開発. comまでお問い合わせください。

ネパールのIT動向などの情報提供から、ネパールのオフショア開発企業のご紹介など、御社に必要なご支援が可能です。

 

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人気6ヵ国でコスト比較|2021年最新のオフショア開発単価はいくら?

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