公開日:2017/10/24 最終更新日:2023/10/12

利益確保のために対処が必要なインドオフショア開発リスク

オフショア開発は、海外に存在する開発会社が持つ開発力を活かす方法として一般的になりました。開発のために多くの人手が必要になった時など、海外の開発会社が持つ開発力は魅力的です。
インドは、その中でも高度な開発力を持つ国として知られています。
しかしながら、インドオフショア開発リスクについても、メリットと同時に知っておく事が大切です。メリットを活かす事ができるリスク管理ができなければ、本来得られる利益を喪失しかねません。

開発状況の把握不足によるインドでのオフショア開発リスク

インドはアジアの国であり、ヨーロッパやアメリカなど他の地域と比べると近い距離にあります。しかしそれでも、インドと日本との間には、時差にして約3時間半の隔たりがあるのは事実です。
この物理的な距離の差が、インドオフショア開発リスクとしてあります。インドのオフショア開発会社でどのような開発状態にあるのか、日本から把握しておく事が必要です。
オフショア開発会社は、必ずしもその仕事内容に信頼ができるとは限りません。
定期的に開発の進捗状況を確認し、随時、開発内容も水準に達しているかどうかのチェックが必要です。

・定期的なミーティング
・仕様書やソースレビュー
・時差のないQ&Aの仕組み
など

こうした対策を怠らないことによって、インドでのオフショア開発のリスクが減らせます。

価値観の相違に基づくインドオフショア開発でのリスク

国が違うと国民の物事の捉え方にもまた違いが生じます。
日本では当たり前と捉えられることも、インドでは受け入れられないという事は多々あります。ビジネスにおいて、日本とインドのスタッフの開発に対する考え方の違いは、インドオフショア開発リスクとなる要素です。
両者が持つ価値観の相違を放置したままでは、オフショア開発で協力関係を築く事が難しくなります。インドはヒンドゥー教とイスラム教で全人口の90%以上を占め、日本の文化や商習慣と大きく違います。オフショア開発で良好な関係が気づけるように、あらかじめインドの国における常識的な価値観について、知識として把握しておくことが役立ちます。
前もって準備を行っておけば、思わぬ事態に遭遇しても十分な対応が可能です。

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