最終更新日:2025/01/28

2024年の「インド」人月単価

プログラマー シニアエンジニア ブリッジSE PM
53.3万
(+4.9%)
61.7万円
(-10.3%)
69.2万
(-26.4%)
77.5万
(-30.4%)

* 1人月あたり

* 括弧内は昨対比

* 出典:「オフショア開発白書(2024年版)

  • プログラマー:コーディングや簡単なシステム開発を担当
  • シニアエンジニア:システム設計や開発を担当
  • ブリッジSE:ビジネスサイドとエンジニアサイドを繋ぐ役割を担うエンジニア
  • PM(プロジェクトマネージャー):プロジェクトにおける計画と実行の責任者

上記の表は2024年オフショア開発インドの人月単価です。
プログラマーは53.3万(前年比:+4.9%)、シニアエンジニアは61.7万円(前年比:-10.3%)、ブリッジSEは69.2万(前年比:-26.4%)、PMは77.5万(前年比:-30.4%)と2023年にプログラマー以外は単価が下がった傾向にあります。

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他国と比較した「インドオフショア開発」人月単価

続いては人気のオフショア開発国と人月単価を比較しました。

プログラマー シニアエンジニア ブリッジSE PM
ベトナム 39.4万円
(-2.1%)
48.3万円
(-1.7%)
59万円
(+2.1%)
70万円
(-11.9%)
フィリピン 43万円
(+20%)
55.5万
(+4.1%)
73.6万円
(-9.4%)
78.2万
(+10.4%)
中国 44.4万
(-12.1%)
58.3万円
(-5.6%)
65万円
(-18%)
75.3万
(-18.3%)
ミャンマー 26.9万円
(-2.1%)
41.9万円
(-22.6%)
55.6万
(-18.6%)
66.9万
(-31.4%)
バングラデシュ 35万円
(-20.7%)
42.5万円
(-7.9%)
80万円
(-12%)
75万円
(+28%)
インド 53.3万
(+4.9%)
61.7万円
(-10.3%)
69.2万
(-26.4%)
77.5万
(-30.4%)

* 1人月あたり
* 括弧内は昨対比
* 出典:「オフショア開発白書(2024年版)

中国とミャンマーは全ての職種で2023年より単価が若干下がりました。
近年の傾向として、全体的な単価が上昇する中でも、一部ではリソースが拡大傾向にある国や職種において単価が減少するケースも見られます。
多くのオフショア開発先ではIT産業が成長を続け、リソースが豊富になっています。その結果、人件費の上昇はあるものの、リソースの供給が潤沢になり人材が成熟したことで、部分的に単価が低下した背景があります。

日本国内のITリソース不足を受け、オフショア開発の利用は依然として続いており、今後も多くの企業がオフショア開発を継続する見通しです。

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「インドオフショア開発」単価の特徴

ここからは「インドオフショア開発」単価の特徴について説明していきます。

1. 低コストな労働力

インドのソフトウェア開発者の平均時給は$15~$50(2,326円~7,754円※)程度が一般的です。案件の規模や開発者のスキルセットによって幅がありますが、北米やヨーロッパと比べると大幅に安価です。
また、インドはIT市場が成熟しており、多くの開発者がいるため競争が激しく、単価が抑えられる傾向にあります。

※1ドル=155円換算(2025年1月21日時点)

2. 地域差

インド国内でも、主要都市(バンガロール、ハイデラバード、ムンバイ)と地方都市では単価に差があります。都市部の開発者はスキルレベルが高く、地方では単価がさらに安価になる場合があります。

3. オフショアモデルによるコスト構造

固定価格契約 プロジェクト全体で費用を固定するため、単価よりも合計コストが重視されます。
タイム&マテリアル契約 実作業時間に基づき請求されるため、時給単価が重要になります。
デディケイテッドチームモデル 専任チームを構築し、月額ベースでの支払いが一般的。この場合は人件費+管理費が含まれる単価設定となります。

4. コストパフォーマンス

インドのオフショア開発は、低コストながらも高品質の成果を提供できる場合がありますが、コミュニケーションコストや文化的な違いが追加コストとなる場合もあります。
低コストかつスケールしやすいのが最大のメリットですが、適切な管理が行われないと結果的にコストが増える可能性もあるため、契約内容や開発チームの選定が重要です。

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「インドオフショア開発」市場の動向

続いて、「インドオフショア開発」市場の動向について解説します。

1. 人件費の上昇傾向

インドでは、IT人材の需要増加に伴い、人件費が上昇しています。特に欧米からの需要拡大が影響しており、全職種で単価が上昇しています。
プログラマーの1人月単価を見ても、前年比で+4.9%と人件費の高騰化が伺えます。
ひと昔前はオフショア開発でインド=安価という考えが主流でしたが、近年は安価とは言えなくなってきました。

2. 英語力と技術力の強み

インドは英語が公用語であり、豊富なIT人材と高い技術力を有しています。国際的なオフショア開発先としての評価が高いです。

3. スタートアップエコシステムの発展

インドでは、ベンガルールやハイデラバードなどの都市を中心にスタートアップエコシステムが急速に発展しています。最新技術や革新的なソリューションの提供が可能となっています。

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「インド」オフショア開発企業を無料でご紹介

インドのオフショア開発市場は引き続き成長が期待されますが、コスト上昇や他国との競合も考慮する必要があります。

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