最終更新日:2023/12/25

「インド」の平均人月単価は 38.65 万円

インドの人月単価は「3540万円」が一番多く、次いで「2530万円」という結果となりました。こちらもベトナムに比べると単価は高い傾向にあり、案件内容や要求レベルによっては中国よりも高くなることもあります。

ただし、エンジニアのスキルは高いため、英語でのコミュニケーションで問題ないのであれば、費用対効果は高い場合があります。欧米企業の最大のオフショア開発先として、実績も豊富です。

インドオフショア開発単価の現状と今後の展望

インドオフショア開発単価について、その現状と今後の展望についてご紹介します。

インドオフショア開発単価の現状は、中国ほど高くはなく、また他オフショア開発に乗り出している諸外国と大きな差はないものの、近年着々とその値段が上昇しつつあります。

IT人材の豊富なインドは、現時点で世界で最も注目され、欧米相手に大企業中心のオフショア開発事業が急成長しています。少しずつ、中国や近隣の国から有能な技術者がインドに移動したりしている事実もあり、今後、大規模プロジェクト開発に関してインドの右に出る国がなくなる可能性もあります。人件費工数単価が上昇することが予想されます。

インドオフショア開発単価上昇への対策

インドオフショア開発単価の上昇が予想される中、早い段階からインド側企業との関係を強固なものにしていく必要があります。

今後、大プロジェクト開発の市場がインド国内のみに狭まってしまうと、先進国の他の企業との間で入札方式のような競争が始まることも懸念されています。すると、国内企業の開発コストを下回るものの、ますます価格は高騰してしまいます。

この中で、少しでもより安価なシステム開発を委託するには、成長段階のインド側企業に対し早期より子会社化を進めたり、一部業務提携したりなど、大掛かりな操作が有効となってきます。

委託元企業のニーズにもよりますが、今後インド相手に大規模プロジェクトの発注を手がける可能性があるのであれば目前のコストだけではなく、経営面も考慮し、長期的な視点を持って望む必要があります。

委託元企業の転換期

インドオフショア開発単価が上昇するにつれ、システム開発における「コスト削減」というメリットがなくなってしまい、委託元企業の先見の目が問われています。これは、中国においても同様の事が言えます。

最近では、海外オフショア開発から手を引き、じっくり国内のベンダーに開発委託する企業も一時期から比べると増えて来ました。オフショア開発にはコスト削減というメリットはあるものの、やはり海外に発注するということで様々なデメリットも生じます。

自身の経営方針を見直すこと、そしてオフショア開発のマーケットを深く分析すること、この2つの重要事項が今後委託元企業の未来の明暗を分けることになるでしょう。

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