最終更新日:2024/07/25
Web開発を効率化するツール『JavaScriptフレームワーク』は近年、開発においてなくてはならない存在になっています。Vue.jsは、Web開発を効率化するJavaScriptフレームワークの一つであり、多くのWebサイトやアプリケーション開発に採用されています。
以前にもJavaScriptフレームワークについては以前に掲載した『JavaScriptフレームワークまとめ(React・Angular・Vue比較)』でも解説しましたが、本記事はVue.jsによりフォーカスして説明する内容となっています。
上記の記事もあわせてご一読いただき、よりJavaScriptフレームワークについて理解を深める機会となれば幸いです。
この記事では、近年注目を集めているVue.jsの特徴、使い方、メリット、デメリット、学習におすすめの方法について解説していきます。
Vue.jsの特徴
Vue.jsとは前述したようにWeb開発を効率化するツール『JavaScriptフレームワーク』の一種であり、以下の特徴を持ちます。
- シンプルかつ軽量
- 動作が高速
- 柔軟性が高い
- 拡張性に優れている
それぞれの特徴について簡潔に説明します。
シンプルかつ軽量
コード量が少なくシンプルで使いやすいVue.jsは、学習しやすいという特徴があります。
動作が高速
Vue.jsは仮想DOMを採用しており、画面描画速度が速いという特徴があります。
柔軟性が高い
柔軟性の高さもVue.jsの特徴の一つです。コンポーネント化によるコードの再利用性、データバインディングによる画面更新の自動化などによって柔軟な開発を行うことができます。
拡張性に優れている
ライブラリやツールが豊富であり、機能を拡張しやすいのもVue.jsの特徴です。
Vue.jsの基本的な使い方
Vue.jsの基本的な使い方は以下の3つです。
- HTMLで要素を定義する
- JavaScriptでVueインスタンスを作成する
- データバインディングで要素とデータを紐づける
HTMLで要素を定義する
Vue.jsでは、HTMLで要素を定義できます。特別な意味を持つ属性もあるものの、基本的には通常のHTMLと同様に記述できます。
JavaScriptでVueインスタンスを作成する
JavaScriptでVueインスタンスを作成します。VueインスタンスとはVue.jsアプリケーションの中心となるオブジェクトであり、Vue.jsアプリケーションはVue 関数でVue インスタンスを作成することによって起動します。
データバインディングで要素とデータを紐づける
データバインディングは、Vue.jsの最も重要な機能の一つです。データバインディングにより、VueインスタンスのデータとHTML要素を自動的に同期することができます。
Vue.jsのメリット
Vue.jsには以下のようなメリットがあります。
学習しやすい:
コード量が少なく、シンプルな構文なので、初心者でも比較的簡単に学習できるのはこれからVue.jsをマスターしようと思っている人々や、育成しようと考えている企業にとって大きなメリットの一つです。
開発効率が高い:
コンポーネント化やデータバインディングなどにより、開発効率を大幅に向上できるため、開発効率が高いというメリットがあります。
パフォーマンスが良い:
前述したように、Vue.jsは仮想DOMを採用しているので画面描画速度が速いという特徴があり、UI がスムーズに動作します。
拡張性が高い:
豊富なライブラリやツールが存在しており、様々な機能を簡単に追加することができます。
コミュニティが活発:
コミュニティには日本語の情報も豊富で、困ったときもすぐに解決策を見つけられます。
Vue.jsのデメリット
Vue.jsには下記のようなデメリットもあります。
大規模なアプリケーション開発には不向き:
機能が限定的なので、大規模なアプリケーション開発にはあまり向いていません。
他のフレームワークと比べて知名度が低い:
ReactやAngularに比べるとやや知名度が低いため、採用事例が少ないことも。
Vue.jsの学習におすすめの情報
Vue.jsを学習するには、やはり公式サイトがおすすめです。
公式サイト:https://vuejs.org/
はじめに(公式サイト):https://vuejs.org/guide/introduction
チュートリアル(公式サイト):https://ja.vuejs.org/tutorial/
その他にも、Youtubeやブログなど、開発者が提供している情報や書籍、スクールなどで学習するのもよいでしょう。
まとめ
日本企業にとってDX化が急務と言われてしばらく経ちますが、デジタル化は進んでいる一方、トランスフォーメーションはなかなか進んでいません。DX人材の育成を積極的に進めている企業も増えてはいるものの、育成にはコストも時間もかかります。国内のIT人材不足はまだまだ深刻な状況であると言えます。
オフショア開発は1970年代から始まったと言われており、当初はコスト削減を目的として利用されることがほとんどでした。近年ではコスト削減だけでなく、優秀な人材を確保する方法の一つとして選択されるようにもなっています。
JavaScriptフレームワークを熟知した経験豊富な人材を国内だけで探すのが難しいときも、海外に目を向けることで優秀な人材の数は一気に増えます。
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