最終更新日:2024/12/24

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リモートワークやチームでのオンライン業務がすっかり一般的なものとなり、業務効率を向上させるコミュニケーションツールが引き続き注目されています。

中でも、LINE WORKS(ラインワークス)は、日常的に利用されているLINEと同じ操作感を持ちながら、ビジネス向けに特化した機能を備えたツールとして人気を集めています。

本記事では、LINE WORKSの基本情報や特徴、料金プラン、具体的な使い方などをわかりやすく解説します。

LINE WORKS(ラインワークス)とは?基本情報・3つの特徴

LINE WORKS(ラインワークス)とは?

引用:https://line-works.com/

ビジネスコミュニケーションの効率化を図るツールとして注目を集めているLINE WORKSLINE WORKS(ラインワークス)。LINE(ライン)を運営するLINE株式会社が提供するこのサービスは、多くの企業で活用されています。この項ではLINE WORKSの基本情報、下記の3つの特徴について解説します。

  • LINE WORKSとLINEの違い
  • LINE WORKSの使い方
  • LINE WORKSの料金

LINE WORKS(ラインワークス)とLINE(ライン)の違い

一見似ているように思えるLINE WORKSとLINEですが、実際には大きな違いがあります。個人向けのLINEと似た操作感ではありますが、個人のLINEアカウントとは切り離して利用できる、ビジネス向けに特化した機能を搭載したコミュニケーションツールです。

ビジネスチャットツールでありながらも、個人のLINEアカウントともコミュニケーションが取れるのも特徴の一つです。

主な違いとしては、下記のように、高いセキュリティレベルを持っていることや、機能の拡張性が挙げられます。

  • セキュリティの強化:ISO/IEC 27001、27017、27018 およびOC2/SOC3(SysTrust)認証を取得。セキュリティに厳しい大手銀行も活用している。
  • 機能の拡張性:スケジュール管理やタスク共有など、業務効率化をサポートするツールが豊富。

LINE WORKS(ラインワークス)の使い方

LINE WORKSの基本的な使い方は、実はとてもシンプルです。基本的な操作性は個人用のLINEとほぼ変わりません。LINEの操作性を持ったビジネスチャットツールと考えると良いでしょう。

チャット機能だけでなく、トピックに分けて情報を管理したいときは「ノート」、一斉周知を行いたい場合は「掲示板」と、やり取りする内容に応じて使い分けることができます。また、カレンダー機能で予定共有もLINE WORKS内で完結できます。

LINE WORKSでは管理者がメンバーの管理を行い、仕事に関係ない人とLINE WORKSで連絡を取ることはできないようになっています。そのため、LINE WORKSはまずは管理者がログインし、チームメンバーを招待するところからスタートします。

メールやLINEでメンバーを招待し、参加してもらえたらまずはトークでやり取りすることから始めてみてください。メンバーの招待はQRコードの直接読み取りからも可能です。

LINE WORKS(ラインワークス)の料金

ビジネスツールを導入する際に気になるのが料金です。LINE WORKSの料金体系は、企業規模や利用目的に応じて柔軟に選択できるようになっています。

LINE WORKSの料金は気軽に試せる無料プランの「フリー」、有料プランは「スタンダード」と「アドバンスト」の2種類です。

スタンダードは1ユーザーにつき月額540円。年額契約なら1ユーザーの1ヶ月あたりの金額は450円となります。アドバンストは1ユーザーにつき月額960円。年額契約なら1ユーザーの1ヶ月あたりの金額は800円です。

フリープランはユーザー数30人まで、複数での音声・ビデオ通話や画面共有は4人まで、最大60分となっているのに対し、有料プランはスタンダード・アドバンスト共に、ユーザー数無制限、複数での音声・ビデオ通話や画面共有は200人までとなっています。

また、フリープランではストレージは5GB、トークや掲示板、カレンダー、タスク、アンケート、アドレス帳の基本的な機能と制限つきで管理者機能が使えるのに対し、スタンダードプランはストレージ1TB、管理者機能をフルで使え、カスタマーサポートとSLA保証もついてきます。

アドバンストプランはストレージ100TB。スタンダードプランの全機能に加え、Drive機能とメール機能が使用可能です。

LINE WORKS(ラインワークス)のメリット・デメリット

ビジネスツールには必ずメリットとデメリットがあります。LINE WORKSも例外ではありません。この項では下記の2点をわかりやすく解説します。

  • ラインワークスのメリット
  • ラインワークスのデメリット

LINE WORKS(ラインワークス)のメリット

LINE WORKSにはビジネスコミュニケーションを大きく改善する数々のメリットがあります。一番はやはり使いやすさでしょう。LINEと同様の操作感で、さまざまな機能を使うことができるため、コミュニケーションを効率化でき、導入する際の教育コストを削減することも可能です。

また、LINEと聞くとセキュリティが心配、という方にも、LINE WORKSなら高いセキュリティレベルを誇るため、安心して使うことができます。

LINE WORKS(ラインワークス)のデメリット

LINE WORKSは多くの利点を持つ一方で、いくつかの課題も存在します。

LINE WORKSのデメリットとしては、フリープランだと一部の機能を制限されてしまうことや、ユーザーごとの課金となるため、ユーザー数が増えれば、その分コストがかかってしまうことなどが挙げられます。

また、既存システムとの連携も、使っているシステムによっては難しいケースもあるかもしれません。

LINE WORKS(ラインワークス)の機能

LINE WORKSは単なるチャットツールではなく、ビジネスに特化した多彩な機能を備えており、それらを活用することで業務効率を大幅に向上させることができます。

先に述べた通り、LINE WORKSには下記のような機能があります。これらについて簡潔に解説します。

  • チャット機能
  • ノート
  • 掲示板
  • カレンダー
  • アンケート

チャット機能

個人アカウントでのLINEと同様な操作感で使える機能です。個人間やグループでのリアルタイムコミュニケーションが可能で、スタンプやファイルの送受信にも対応しています。

ノート

トークルームに参加しているメンバーのみが作成・閲覧できるメモがノートです。共有メモとして活用でき、トピックごとに情報を管理したり、意見の収集ができます。

掲示板

メンバーに一斉周知したい連絡は掲示板にアップすることで簡単に共有ができます。

カレンダー

LINE WORKS内のカレンダー機能で予定共有を行えば、別のアプリを使う必要はなく、LINE WORKSだけでスケジュールの共有や管理を行うことができます。

アンケート

自動集計も行ってくれるアンケートも便利な機能です。テンプレートも豊富に用意されているため、簡単に作成することができます。

LINE WORKS(ラインワークス)の始め方・登録手順

LINE WORKSの導入を決めたら、次は実際の設定です。初めて利用する方でも迷わないよう、ここではLINE WORKSの始め方を解説していきます。

LINE WORKSの始め方は至ってシンプルで、下記の2つです。

  • 初期設定をする
  • メンバーを追加する

初期設定をする

LINE WORKSを効果的に活用するためには、適切な初期設定が不可欠です。

LINE WORKSのID、@マーク以降が共通しているメンバーが所属する企業または団体のことを「テナント」と言います。LINE WORKSを始めるには、まずはこのテナントを作成します。モバイルの場合はアプリを、ブラウザ版の場合は公式サイトから「新規に始める」または「今すぐはじめる」をタップまたはクリックして、業種や従業員数、名前や携帯番号など、必要事項を入れて「新規開設完了」まで進めたらテナント作成は完了です。

会社の基本情報や、初回申請時に入力したグループ名やドメインは変更可能ですので、テナントを作成したらこちらも設定しておきましょう。受信可否の設定や、多国語設定、利用地域や言語の設定なども行うことができます。

管理者機能にはさまざまなものがあり、有料プランであればパスワードの形式や長さ、有効期限、ログインの際の認証、無操作によるログアウト設定など細かなポリシーを設定することができます。

テナントを開設しただけではまだメンバーがいない状態ですので、メンバーを追加する必要があります。

メンバーを追加する

LINE WORKSの真価を発揮するには、チームメンバーを適切に追加し、効率的な組織構造を作ることが重要です。

初期設定が完了したら、メンバーを追加しましょう。メンバーの追加方法は下記の3つです。

  • 管理者がメンバーを追加し、追加されたメンバーがパスワードを登録する
  • 管理者が招待リンクと招待コードを送信し、メンバーが加入する
  • メンバーが加入申請して管理者が承認する

管理者が管理者画面から直接メンバーを追加した場合は、追加されたメンバーがパスワードを変更、作成することが必要です。また、メンバーが招待リンクから直接会員登録した場合には、設定によりますが、管理者が承認する必要があります。

メンバーは個別で追加することもできますが、csvまたはxlsx形式で100人まで一括で追加することもできます。

メンバー情報には名前やメールアドレス、使用言語などさまざまな項目がありますが、必須なのは姓名とIDです。メールアドレスは最高管理者の場合は必須となります。

所属組織や権限タイプについては先に決めておき、効率的に組織を管理できるようにしておきましょう。

LINE WORKS(ラインワークス)に関するよくある質問

LINE WORKSを使い始める際や利用中に、様々な疑問が生じることがあります。ここでは、ユーザーからよく寄せられる下記の質問とその回答をQ&A形式で紹介します。

  • ラインワークスに招待されたらどうすればいい?
  • ラインワークスはアプリでも使える?
  • ラインワークスの便利な使い方はある?

LINE WORKS(ラインワークス)に招待されたらどうすればいい?

LINE WORKSに招待されたら、受け取った招待用リンクにアクセスして、LINE WORKSへの加入を申請することができます。

加入申請が承認されると、LINE WORKS内でメンバーとして登録され、トークなどが利用できるようになります。

LINE WORKS(ラインワークス)はアプリでも使える?

はい、使うことができます。LINE WORKSはブラウザ版と、iOSとAndroidのアプリ版が用意されています。

ただし、利用できるのはAndroid 10.0以降、iOS 15以降なので、お使いのデバイスがそれに対応しているか確認してください。

LINE WORKS(ラインワークス)の便利な使い方はある?

基本的にはLINEと同じくチャット機能をメインで使うことが多いLINE WORKSですが、トークルーム内のメンバー同士の共有メモであるノートや、同じくトークルーム内のメンバーのみ利用できるカレンダー機能などを合わせて活用することで情報や予定の共有がスムーズになります。

また、トークルームでやり取りした内容をタスクとして登録することができるタスク機能は、メンバー同士でタスクの進捗確認を行うことができるのでとても便利です。

写真やファイルをアップロードしておけるフォルダ機能も、スマートフォンの容量を圧迫しないテクニックの一つとしてぜひ活用してみてください。

まとめ

LINE WORKS(ラインワークス)を活用することで、コミュニケーションや情報共有・管理がスムーズになり、チームの連携がしやすくなります。LINEと使用感が変わらないため、使い方を細かくレクチャーする手間も省けるのではないでしょうか。

開発においてもスケジュールの共有やタスク管理、進捗確認はとても重要なものです。特にオフショア開発の場合は海外とのやり取りが発生するので、時差なども踏まえて情報やスケジュールの共有や管理を行いたいですね。

1970年代当初にはコスト削減を目的として利用されていたオフショア開発は、近年では優秀な人材を確保する方法の一つとして選択されることも増えてきました。さまざまな開発手法を熟知した経験豊富な人材を国内だけで探すのは難しくても、海外に目を向けることで優秀な人材に出会うことができます。

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