公開日:2017/10/24 最終更新日:2023/08/25

中国オフショア開発の3つのデメリット

中国オフショア開発のデメリットとして、中国人の人件費の高騰や品質の悪さを発注側の責任としてなすりつける体質、そしてリカバリーコストの増加の三つがあります。
これまでは、中国のオフショア開発企業にシステム開発やアプリ開発を委託をすることで、優秀なITエンジニアの確保や開発コストの大幅削減を実現することができていましたが、現在ではこのような考えが通用しにくくなってきています。
特に中国はGDPが年々上昇しており、結果的に開発エンジニアの人件費が高額になっています。そのため、中国におけるオフショア開発のメリットは失われつつあるといえ、日本企業の考え方を変える必要性も出てきました。
中国オフショア開発デメリットの三つを考えますと、近年実績を出しているベトナムやフィリピン、タイなど東南アジアへと目を向けることも良いかもしれません。

人に責任を押し付けることもある

中国オフショア開発デメリットの一つである、品質の悪さを発注側の責任とする体質は何もオフショア開発に限ったことではなく、根本的な国民性ですから、付き合い方そのものをしっかりと考える必要があります。
全ての企業がこのような状態ではありませんので、中にはしっかりと対応してくれるオフショア企業もありますので、確認をしながら相互理解を深めることが大切です。
また、日本企業側で設計に関する事項のチェックを重ねて、責任問題にならないようにすることも対策の一つになります。さらに、交渉や契約の段階での取り決めをきちんと行うことも大切なことです。
そして、これに関してリカバリーコストも増加することになります。

全ての原因は人材の流出にある

中国企業に責任を押し付けられた結果、日本企業は品質の確保や向上のためにコストが増加することが多いものです。コスト削減のために海外企業へのオフショア開発をするのですが、このようなことがあればオフショア開発を依頼する意味が殆どありません。
このようなデメリットが発生してしまうそもそもの原因は中国企業に勤務する人材の流出です。
スキルを持った人材は、より高い収入を求めて転職をすることが当たり前のように行われておりますので、開発コストが安価な依頼先ほど人材に不安があります。
そのため、良い品質を求めるのであれば、中国といえども必然的に開発コストが高くなっており、これが中国オフショア開発デメリットとなっているのです。

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